新横浜ラーメン博物館に博多とんこつ「麺の坊 砦」復活!あの銘店をもう一度
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新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月にスタートしました。
プロジェクトの第11弾では博多とんこつ「麺の坊 砦」が2023年1月31日(火)から2月20日(月)まで出店。
同店は、一風堂・河原 成美氏のラーメン作りを継承するだけでなく、女性を意識した店づくりにより、女性客率が6割超えと非常に高い店であることから2011年4月から翌年1月までの期間、同館に出店していました。
博多とんこつ「麺の坊 砦」について
店主の中坪正勝氏はラーメンの食べ歩きで福岡を訪れた際に一風堂の味に惹かれ、1987年にその門をたたきました。一風堂で修業をはじめ6年が過ぎた1993年、一風堂創業者・河原 成美氏に連れられ開業前の新横浜ラーメン博物館を訪問。
店主 中坪正勝氏(2011年撮影)
中坪氏は「一風堂が新横浜ラーメン博物館に出店するテレビの密着があり、とんとん拍子でラー博店の店長をやることになりました。自分としては中々ない機会だから、ここで3年頑張って独立しようと思いました」と当時の心境を振り返ります。
一風堂ラー博店の店内(1996年撮影)
1994年3月6日に世界初のラーメンのフードアミューズメントパーク・新横浜ラーメン博物館がオープンした際には予想をはるかに上回るお客さんが来館し、中坪氏が32歳になった2000年に「21世紀は自分で店をやりたい」と独立の意思を河原氏に伝えて独立。
中坪氏と河原氏(1999年頃)
翌年の10月、女性一人でも安心して食べられるような店舗を目指して東京都渋谷区の神泉に「麺の坊 砦」を創業しました。
「麺の坊 砦」本店・外観(2011年撮影)
広々と開けた通り沿いに店を構え、清潔な店内、女性を意識した内装を心掛け、ベビーカーや車椅子の方でもゆったりとできる広々とした店内、お手洗いも子どもと一緒に入れる広さを確保。清潔で落ち着いたお店という口コミが広がり、女性客比率が6割を超えています。
「麺の坊 砦」本店・内観(2011年撮影)
同店のラーメンは一風堂・河原氏の教えを忠実に守り、濃厚スープを継承。
20時間煮込んだスープは臭みが少なく、旨味が凝縮されたクリーミーなとんこつラーメンです。スープの濃度を上げることで濃厚さを出しているため、油分が少なく、女性からも多くの支持を受けています。
豚頭のみを20時間、原形がなくなるまで丁寧にアクを取りながら煮込んだスープは、臭みが少なく、旨味を凝縮。麺は本店のすぐそばにある製麺所で作り、その日の気温や湿度によって配合を調整し、日々の微妙な変化にも対応します。
具材のチャーシューは2日間煮込み余分な脂を飛ばし、香りの高い海苔、養鶏所直送の玉子とともに盛り合わせます。
あの銘店をもう一度 概要
■ 期間
2022年7月1日(金)~約2年間(各店舗約3週間)
■ 店舗数
約40店舗(現店舗を除く)
※出店期間内、1階ギャラリーにて出店店舗の特設展示
■ 所在地
横浜市港北区新横浜2丁目14−21(施設概要)
■ これまでの出店店舗
和歌山「井出商店」、福島「牛乳屋食堂」、埼玉川越「頑者」、福井・敦賀「中華そば一力、静岡・伊豆「あまからや、岡山・笠岡「中華そば 坂本、札幌「名人の味 爐、久留米「大砲ラーメン」、青森「八戸麺道 大陸」、高知・須崎「谷口食堂」 ※出店順