横浜の元町公園から港の見える丘公園・フランス山までお花と史跡の春散歩
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横浜は春になると「ガーデンネックレス横浜」開催により各所に花々が咲き溢れ、2022年も桜からチューリップへと変わる季節の景色を堪能。
今年はさらに春を満喫しようと、横浜・元町のショッピングストリートで買いものしたあとメインストリートから奥に流れて「元町公園」に寄ってみました。
元町から山手に抜けて「港の見える丘公園」「フランス山」まで歩いてみると、想像以上に春の草花をたっぷりと楽しめたのでご紹介です。
元町公園〜港の見える丘公園 春散歩
横浜・元町をいつもとは違う視点で楽しもうとメインストリートから少し離れ、地図を眺めながら国登録有形文化財「ジェラール水屋敷地下貯水槽」という歴史的スポットに到着。
このような史跡があることは知っていたけれど実物を見たのはこの日が初めて。幕末に来日したフランス人実業家アルフレッド・ジェラール氏が当時湧水を利用して給水事業や建築資材の製造を行う工場を建設していたそうです。
この煉瓦造貯水槽は当時の工場の入口部分に位置し、元町公園一帯が当時はジェラール工場の敷地であるとその場で学んだ知識をもって「元町公園」も歩いてみました。
公園のゆったりと穏やかな雰囲気は春散歩するには最高の環境で心を弾ませながら初めて目にする公園内の景色を満喫。
春はどこを歩いても色彩豊かで歩きやすく、自然の澄んだ空気を肌で感じてリフレッシュしたい人におすすめです。
歴史を知った上で公園内を見ると面白く、元町公園内の各所には水を感じられるスポットが各所に点在しているのも納得。
塗装発祥の地を記す石碑もありました。
さらに公園内を歩いていると前述の貯水槽の看板に書かれていた、もうひとつジェラール氏の地下貯水槽を発見。自然を楽しみながら今まで知らなかった歴史にも触れられる、これまでの春散歩とはまた違う時間が新鮮で面白かったです。
大自然の中を爆進。
花々やプール、弓道場など、景色の変化を楽しみながら自然あふれる坂をのぼって丘の上へ。
公園を抜けたときには元町から山手に出ており、目の前には「山手80番館遺跡」。
こちらは関東大震災の異人館遺跡で震災当時はマクガワン夫妻の居住だったそうです。かつて外国人居留地の中心だった同地の面影や震災の被害を感じられる感慨深い時間でした。
遺跡を抜けた先はエリスマン邸。
元町公園から山手の丘の上に出られることを自らの足で知る経験も面白く、なにげなく始めた散歩で頭の中にあった地図の点と点を結べました。
おしゃれな山手。
歩くだけでも満足感を高めてくれる山手。
港の見える丘公園に到着。
ガーデンネックレス横浜のシンボルキャラクター・ガーデンベアもお出迎え。
港の見える丘公園といえば、横浜を代表するバラのスポットとしても有名です。
これまではバラの時期にあわせて来ることが多かったので、バラではない春の花々を眺める時間は新鮮でした。
バラの時期でなくとも綺麗に花々が咲き並び、バラの時期は毎年多くの人で賑わうので逆に人がまばらでゆっくりと落ち着いて楽しめて良かったです。
港見える丘公園から再び元町まで降りる道中で「フランス山」と書かれた入口を見つけて寄り道。
聞いたことはあっても実際に足を運んで見てみないとわからないことは多く、風車の足元にも春の花々が咲き並び再び春を満喫です。
フランス領事館の跡地。
色鮮やかな春ならではの花々。
当日は気の赴くままに歩き、“史跡と花”というこれまでの春散歩とは違う組み合わせで感性を刺激し、横浜の街歩きを楽しめました。
元町から徒歩数分の「山下公園」では今の季節チューリップや花壇展の作品、5月には無数のバラが園内を美しく彩ります。“海と花”という本記事とはまた違う世界観で散歩できるので参考に。