神奈川県庁(キング)本庁舎公開で普段見れない知事室見学してきた!
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横浜三塔のひとつ、国登録有形文化財「神奈川県庁本庁舎(キング)」では年に何度か本庁舎を無料公開している日があります。
近くを散歩していたら県庁の前で「本庁舎公開」のチラシを配っている人がいたので流れに身を任せてお邪魔して来ました。
本庁舎公開で普段は見られない知事室を始め、旧貴賓室、旧議場、屋上に行って来たのでご紹介です。
神奈川県庁本庁舎公開について
関東大震災後の1928年(昭和3年)10月に四大目として建てられ、横浜を代表する近代建築のひとつ・国の登録有形文化財となっている神奈川県庁本庁舎。
最寄り駅はみなとみらい線「日本大通り駅」で、「象の鼻パーク」からも徒歩すぐなので本庁舎公開の時はセットで観光も楽しめます。
本庁舎公開は見学・参加無料。事前に予約することなく当日飛び込みで入館可能です。
神奈川県庁本庁舎公開見学
見学は横浜港を一望できる屋上からスタート。いつもは下から見上げる県庁のシンボルでもある塔を屋上に出たら間近で見ることができます。
横浜港も一望。
さらに、神奈川県庁(キング)と一緒に“横浜三塔”として数えられている「横浜税関(クイーン)」と「横浜開港記念会館(ジャック)」も普段とは異なる角度で見られます。
横浜三塔のひとつ、キングからクイーンとジャックが見渡せる、贅沢なスポットです。
また屋上に出る扉のそばにある鉄骨階段は昭和3年竣工当時のまま姿(木製手摺りは改修)とのこと。
建物の骨組みである鉄骨鉄筋コンクリート構造の鉄骨部分がこうしたものでできているのが実物を通してわかります。
屋上の見学を終えて本庁舎4階「生庁」。
生庁とは、正面の大広間のことを表しており、三大節や拝賀式などで使用されていたとのこと。近年では執務室として使われており、復元工事により竣工当時の姿によみがえったそうです。
生庁 壁時計 欄間
生庁 寄木の床
3階の「旧貴賓室」は天皇の御座所として使用された部屋で現在は応接室として、内装はほぼ竣工時のまま使用。
同階で見学できる「旧議場」は県議会が開催された部屋。
天井が格子状に仕切られた折り上げ各天井造りが採用されており、シャンデリアなどは戦後に設置されたもの。
そして最後、見どころは現在も知事の執務室として使われている「知事室」です。
壁や照明は取り替えられているものの天井の装飾は竣工時のまま。見学は扉の外からでした。
本庁舎公開日以外の通常時は見学できる場所が「歴史展示室(6階)」と「屋上展望台」だけなので貴重な体験できました。
本庁舎公開日はゴールデンウィークや今回に不定期で行われているようなので公式サイトにて最新情報をご確認ください。
■ 神奈川県庁(キング)施設概要