横浜「割烹いりかせ」初の“和”かき氷を満喫!明治創業の老舗が作る究極の一皿
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横浜駅から歩いて5分ほどの場所に位置する明治創業の老舗割烹料理店「割烹いりかせ」は、同店初となる“和”のかき氷を今夏より販売を開始しました。
お店でひとつひとつ手作りした和スイーツを贅沢に盛り合わせ、ふだんコース料理で提供している鰹と昆布から丁寧にとった人気のお出汁をセットにして提供。
割烹料理店ならではの上品で落ち着いた和の空間でゆったりと味わいながら特徴や開発した理由までお話を伺ってきたのでご紹介です。
割烹いりかせについて
横浜駅の鶴屋町側に位置する「割烹いりかせ」。
店内はカウンター席と掘り炬燵のテーブル席、完全個室を完備し、やわらかな灯りの下で落ち着いて静かに寛げる和の空間です。
これまでは夜営業のみとしていた同店ですが、かき氷は日中(11:00〜15:00)に夏季限定(※)で提供します。※内容を変えて通年提供となりました!
和のかき氷 初体験!
割烹いりかせの「かき氷(1,430円・税込 / 玄米塩・お出汁付き)」の特徴は、なんといっても一目見てわかる、和の素材を使った品数の豊富さです。
氷の上には丁寧に店内で作り上げた4種豆の甘露煮をはじめ、生麩や巻き湯葉の甘煮、餡子、黒蜜、シルクスイートの焼き芋などを盛り合わせ、割烹いりかせを一度に満喫できるかき氷に仕上げます。
氷はほんのりと甘みが付けられているので最初はそのままで。上層はミルク、下層は白蜜と違う味を楽しめるのも良かったです。
次に各トッピングを思い思いに口に運びながら、モチモチの生麩の食感やトロ〜ッとなめらかな焼き芋の食感、豆のホロッとした食感をアクセントにしながら食べ進められます。
ひとつひとつ手間暇かけて作るトッピングは、ふだん夜に出しているものばかりなので何を食べても上質で美味。
まき湯葉の甘煮に至ってはアイディアそのものにも私は惹かれ、かき氷と一緒に出すのは贅沢すぎでは…と驚きました。何層にも巻かれているからこそのほぐれるような歯応えとじんわりと広がる甘さの加減が絶妙です。
素材の味を活かして作られた各品はいずれも甘さ控えめ。食べ続けても重たくならないよう、塩と黒蜜、お出汁がいい役割を果たしてくれました。
塩は自家製の“極みの玄米塩”をセットにして提供。
玄米茶と京都産宇治抹茶をブレンドして、ヒマラヤ天然ピンク岩塩と混ぜた、お土産でも大人気の自家製塩です。
かき氷にかけても塩が主張しすぎることはなく甘さにも自然と馴染み、香ばしい香りとともに味変を楽しめました。
黒蜜も現在の五代目料理長が手作りしたものを用意。そのまま口にしても十分美味しく、かき氷にコクをプラスしながら組み合わせを次々変えて食べ進められます。
身体が少し冷えたと感じたとき、少し甘さが続いたときにはお出汁の出番。
長い歴史の中で培った信頼があるゆえに入手できる北海道・岩内の希少な昆布と、老舗鰹節専門店の鰹節を合わせて丁寧に作る、割烹料理店には欠かせない温かいお出汁です。
口に運ぶ前から香りに癒され、こうした逸品を間に挟みながらかき氷を食べるという他ではあまり体験できない時間も贅沢でした。
気がつけば、かき氷も終盤。
かき氷の開発は、お豆本来の味わいをもっと多くの人に知って欲しいという想いからスタートし、本かき氷は上にも下にも4種類のお豆を使った自家製の甘露煮をあわせます。
子どもや若い方も気軽に足を運べるようにと日中に提供できるメニューを考え、試行錯誤していく過程で今回のかき氷にたどり着いたそうです。
4種類のお豆はいずれも味わいが異なり、自家製の餡子も店内で毎回じっくりと手間暇かけて丁寧に作ったものをたっぷりと提供します。
かき氷好きな方はもちろん、和スイーツ好きな方もぜひ今夏確実に食べておきたい創業120年の伝統が詰まった割烹料理店のかき氷。
子連れのお客さんも大歓迎で、お子さんにはラムネの無料プレゼントも実施中です。
割烹いりかせ「かき氷」提供概要
■ 提供時期
2022年9月末頃まで
※以降は内容を変えて通年提供
■ かき氷の提供時間
11:00〜15:00(予約不要)
※定休日はインスタグラム(@irikasesweets)にて随時案内
■ 所在地
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-20-1-B1