国産初の連節バス「ベイサイドブルー」お披露目!横浜駅と山下ふ頭繋ぐバス路線
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横浜駅東口と山下ふ頭を結ぶ新たなバス路線「ベイサイドブルー」が2020年6月の運行開始に先駆けお披露目され、2020年7月23日(木・祝)に運行を開始しました。
同バスは全長約18メートル、定員数113人の国産初の連節バスです。
分かりやすさ・使いやすさ・快適さなど国産ならではのこだわりを始め、座り心地や車内の特徴を実際にバスに乗ってチェックして来たのでご紹介。※時刻表から見たい人はこちら!
連節バス「ベイサイドブルー」
横浜駅東口を起点とし、パシフィコ横浜や新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)、赤レンガ倉庫、大さん橋客船ターミナル、中華街などを経由して山下ふ頭に繋がるバス路線。
従来のあかいくつやピアラインに加え、横浜都心臨海部の回遊性向上のために新設されたバス路線でひとりの運転手が多くの人を運ぶことのできる連節バスが採用されました。
都内では既に連節バスの運行はあるけれど、国産の連節バスの運行はベイサイドブルーが初めてとなります。
これまで課題だった納品までのリードタイムや故障した際の部品の調達までの時間を国産の連節バスにすることで解消できるほか、日本国内の道路の仕様に合わせた寸法や安全性・環境に配慮した工夫を実現。
デザインは濱風を受けながらベイサイドの賑わいの中を実装するブルーを採用。間近で見ると光沢もあり、光のあたり方によって見え方も変化し、写真以上に実物はカッコいい仕上がりでした。
連節バス「ベイサイドブルー」車内の特徴
ベイサイドブルーは前車室の前と後ろ、後車室の後ろに幅の広い扉を設けており、一度に多くの人が乗り降りできるように工夫。
扉の有効開口寸法は前から1,000mm、1,200mm、1,200mmです。新しい車両ではあるけれど敢えて引戸を採用し、車内にいるお客さんの安全性に考慮したデザインとなっています。
一番後ろの席にはグループや家族で会話して利用できるようにボックス席を設けます。
知らない人同士で向かい合っても十分な距離を取れる広さを確保。成人男性のお二人に向かい合って座っていただきましたが、下写真のように互いの膝と膝の間には十分な余裕があります。
女性同士で向かい合うと間に小さめのキャリーバッグすらも置けそうな余裕を感じました。
一般的な対面シートは膝前の空間が500mmのところ、同バスは685mm確保。ゆとりある出入り性と着座を可能にします。
全長18メートルのバスなので車内もゆったりした印象を持ちました。ボックス席のほかには2人掛け、ひとり用のシート、さらにベビーカーや車椅子も安心の広々としたノンステップエリアも確保。
車いすスロープ板も前車室に備えます。
透明なパーテーションや色彩の構成により車両の長さを活かした演出がされており、落ち着いた雰囲気もとても良かったです。
また安全性にさまざまな工夫を施します。各種ミラーに加えてカメラやモニターを設置。運転席まわりも日本仕様で使い慣れたものを採用します。
またドライバーに異常を感じたら乗客が非常停止ボタンを押せるように運転席以外にも前車室と後車室に設けます。立席客の安全性を考慮しつつ早く止められることを目標にした路線バスに適したEDSSを開発。
走行している連節バス「ベイサイドブルー」を動画で撮ってみました。写真よりも臨場感があり、連節バスの長さをより実感できると思います。※動画
2020年6月から横浜駅・山下ふ頭間を運行する国産初の連節バス「ベイサイドブルー」お披露目! #ベイサイドブルー #連節バス #横浜 #山下ふ頭 #はまこれ横浜 pic.twitter.com/QZLhPkhACK
— はまこれ横浜 (@hamakoreykhm) February 10, 2020
連節バス「ベイサイドブルー」概要
■ 運行ルート
横浜駅前(東口バスターミナル)~山下ふ頭
■ 運行時間帯
10:00~19:00台(時刻表)
■ 路線図
※以下の路線図は開業時のもの・2023年10月1日(日)始発より山下ふ頭発横浜駅行きに「ハンマーヘッド」停留所を新設
■ 全長/全幅
17.99メートル/2.495メートル
■ 車種
日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス
■ 乗車定員
113名