新横浜ラーメン博物館に喜多方「大安食堂1994」復活!あの銘店をもう一度“94年組”
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新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして「あの銘店をもう一度」を開催中。2022年11月からは1994年のラー博開業時の店舗が3ヶ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度“94年組”」をスタートしました。
今回はそのプロジェクト第4弾として喜多方「大安食堂1994」が2023年10月27日(金)~2024年1月8日(月)まで出店。
期間中は御年86歳を迎える創業者・遠藤 進氏が厨房に立ちラーメンを振舞います。
喜多方「大安食堂1994」
大安食堂は創業者・遠藤 進氏が1978年10月、41歳のときに創業。
大安食堂(1993年撮影)
創業時から地元の方々で賑わっていた同店ですが、創業から3年ほど経った頃、NHK仙台の「東北めん類考」の取材を受け、その時のエピソードが新聞記事に紹介されたことを機に大繁盛店へ。
1994年の「新横浜ラーメン博物館」開業の際には、日本三大ご当地ラーメンとして喜多方のラインナップは外せないという想いから、同店に誘致を試みるものの多忙であること、また先例のない事業であることから交渉は難航。度重なる交渉の末に合意に辿り着きました。
ラー博出店当時の遠藤夫妻と娘さん
新横浜ラーメン博物館が開業すると、大安食堂では1日に600杯~800杯のラーメンが出たため、夜2時頃まで仕込みをして2~3時間の睡眠を取ってまた朝6時に店に戻るという日々が続き、喜多方に戻れたのは半年後だったそう。遠藤氏は「私のラーメン人生の中でこんなに忙しかったのは初めてでした。ただこの経験があったからこそ、自信にもなりました。」と当時のことを振り返ります。
創業者・遠藤 進氏
創業者の遠藤氏は今年8月で86歳を迎え、今でも現役の鉄人。
遠藤氏は「私の人生で大きな分岐点となった新横浜ラーメン博物館への再出店は、大変ワクワクしています。少しでも恩返しがしたいという想いで今回は挑みます。」と今回の出店への意気込みを語りました。
同店のスープはとんこつを中心としたスープと、魚介系をブレンドしたダブルスープ。タレに使用する醤油は江戸時代から続く、地元喜多方の特注醤油を使用し、芳醇な香りが漂う“懐かしさと新しさが同居した正統派喜多方ラーメン”です。
麺は飯豊山の天然水で打たれた熟成多加水手もみ麺を使用。
つるつる、しこしこした食感がスープとよく合い、具材は麺とスープを引き立てるため、シンプルに豚のバラ肉・ネギ・メンマ・なるとを盛り合わせます。
あの銘店をもう一度 概要 概要
■ 期間
2022年7月1日(金)~約2年間(各店舗約3週間)
■ 店舗数
約40店舗(現店舗を除く)
※出店期間内、1階ギャラリーにて出店店舗の特設展示
■ 所在地
横浜市港北区新横浜2丁目14−21(施設概要)