鰻松の「鰻重」はタレの甘さ控えめで“うなぎ”絶品!横浜・金沢八景の老舗鰻屋
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横浜市金沢区、京急線の金沢八景駅が最寄駅の老舗鰻屋さん「鰻松(うなまつ)」。
先日ご紹介した「カフェ金澤園」と一緒に以前からリストに入れていたお店のひとつで、番組で取り上げられてしまうのではと思い混雑する前に行ってきました。
明治創業時から継ぎ足されたタレは、甘さがとても控えめで鰻本来の味をじっくりと堪能できる逸品だったのでご紹介です。
鰻松(うなまつ)について
京急線「金沢八景駅」が最寄りで、お店と同じ並びに7台ほどの無料駐車場を完備します。
平日のお昼頃に到着すると入口には入店を待つ人が並び、店内にも数組待ちのお客さん。店内にも用意された紙に名前を書くスタイルです。
1階はテーブル席とお座敷、半個室のようなテーブル席と席数は決して多い方ではなく入店までこの日は1時間弱でした。2階にはゆったりとした座敷や個室があり宴会などに利用できるようです。
日本家屋を使用した店内は趣があり、また戦後に使用されていた外食券や戦前まで使用されていた鰻漁仕掛け、うなぎ鎌など歴史を感じさせるものも各所に展示。
待っている時間は昔の鰻漁について簡単に学ぶこともでき面白かったです。
鰻重(上)ランチ
鰻重は、半(2,700円)・並(3,500円)・上(4,200円)・特上(4,900円)の全4種類。この日は「鰻重(上)」をいただきました。※価格は税込表記
お重いっぱいに盛られた豪快な鰻は輝き、またしっかりと厚みもあり、ふっくら。そして本当にやわらかくて一口食べて絶頂。
タレは一般的なお店に比べるとかかっている量より少なく、さらにタレ自体も甘さがだいぶ控えめです。
タレが大好きな人は物足りなさを感じるかも?という程に甘さは控えめですが、それが個人的にはポイント高く鰻本来の風味をたっぷりと感じられました。※別途タレ瓶も渡してくれるので好みで調整可
鰻の臭みはなく小骨も気にならず、皮の部分はよく焼きというよりは身と一緒にふわっと切れるやわらかさ。皮も美味しくいただけ、鰻はサイズだけでなく厚みもあるので食べ応えも最高でした。
鰻松は山椒も通常のものと、さらに辛さの強いものの2種類を用意。
後者は紀州和歌山のぶどう山椒を石臼でひいているそうで、鰻に辛さが優ってしまうため鰻に直接ではなくご飯の上にかけていただきます。
非常に香り高く鰻重を食べ進める際のアクセントとして、山椒の変化も楽しませてもらえました。
こんなにもタレの主張が控えめな鰻重を食べたのは私の記憶の限り初めてで、鰻の本来の美味しさを堪能できる素敵なお店です。
ちなみにタレは砂糖少なめでも甘さを出せるようにとタレを作ってから1年以上熟成させ使用しているそう。鰻の美味しさはもちろんタレにも特徴があり、趣のある建物の中で味わえる鰻屋、金沢八景に行く機会がある際はぜひ。
売り切れることもあるようで売り切れの看板も見かけました。さらに滞在中は頻繁にテイクアウトで鰻重を受け取りに来ている方がいたのでご近所の方は美味しい鰻を自宅で食べたいときに良さそうです。
鰻松(うなまつ)店舗概要
■ 所在地
神奈川県横浜市金沢区洲崎町15-26
■ 営業時間
昼の部 11:00~15:00、夜の部 16:30~