横浜元町 香炉庵でフェリス女学院大学の学生が百人一首をテーマにした和菓子発売!
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横浜のフェリス女学院大学の学生が商品開発に携わった和菓子「浜恋路(はまこひたび)」が2018年9月22日(土)より発売開始されます。
百人一首の和歌をデザインした最中で、商品化に協力したのは、和菓子店「横浜元町 香炉庵(こうろあん)」。和菓子と百人一首。フェリスと横浜。「和」のコラボレーションに「洋」のイメージを合わせたお菓子となっています。
どのような和菓子なのか、発売に先駆け試食させてもらったのでご紹介します。
浜恋路(はまこひたび)について
2020年に創立150周年を迎えるフェリス女学院。
150周年を記念したプロジェクトの一環として大学生が考えた「浜恋路(はまこひたび)」は、取り札(珈琲味)と読み札(金柑味)の2種類あり、各450円税別(3個入)で販売されます。
取り札(珈琲味)、読み札(金柑味)全2種
2種が入るパッケージあり
百人一首「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」(77番・崇徳院)と「あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな」(56番・和泉式部)がモチーフとなっています。
それぞれのパッケージにはしおりが封入
どちらも「逢いたい」という思いを和歌に託した恋歌で、崇徳院の和歌を取り札(珈琲味)に、和泉式部の和歌を読み札(金柑味)に見立ててデザインしたもの。
香炉庵の人気商品「花元町」をベースとした一口サイズの最中で、それぞれの和歌のイメージで、2色の異なる皮(金柑味は赤と黄、珈琲味は茶と緑)を合わせています。
読み札(金柑味)
取り札(珈琲味)
サクサクの皮が香ばしく、金柑味は甘露煮のような上品な甘さ、珈琲味はコーヒーの風味が後から湧いてきます。どちらも日本茶に合います。金柑味は紅茶に、珈琲味はコーヒーにも合いそうです。
商品開発の経緯について
今回の商品企画は、フェリス女学院大学で2017年4月にスタートした「全学教養教育機構(CLA)」において、実社会で求められる課題解決力を実践的に学ぶ「プロジェクト演習」の授業の一環として行われました。
文学部日本語日本文学科の谷知子教授の指導のもと、15名の学生が、コンセプトや引用する百人一首の和歌の選定、和菓子のネーミングやデザイン、販売促進などについて、グループワークによる発表、意見交換を行いながら進めたとのこと。香炉庵の齋藤雅也常務も参加し、フィードバックや学生どうしの討論を重ね、商品化、発売に至りました。
谷教授は次のようにコメントしています。
私のプロジェクト演習のテーマは「若者による文化の創造と発信」です。百人一首は鎌倉時代の京都で生まれた作品ですが、今回若者の手によって、和菓子というかたちで、現代の横浜の地に生まれ変わりました。日本の古典も過去の遺産として扱われるだけではなく、現代の生活や文化の中で生き続けなければならないと思います。今回の学生達の試みが、日本文化の発信に大きく寄与することを願ってやみません。
浜恋路(はまこひたび)発売にあたってのイベント
9月29日(土)
香炉庵元町本店にて、学生が同商品を販売
9月30日(日)
横浜そごうにて、学生が同商品をPR、販売
11月3日(土)、4日(日)
大学祭(Ferris Festival)にて、展示・販売を含む百人一首イベント実施
フェリス女学院大学の学生たちと和菓子店の香炉庵がコラボレーションして誕生した「横浜」「恋」「路(たび)」の織りなす、百人一首の和菓子。横浜の思い出にいかがでしょうか。
浜恋路(はまこひたび) 概要
■ 発売日
2018年9月22日(土)
■ 価格
取り札(珈琲味)、読み札(金柑味)全2種、各450円(税別、3個入)
■ 販売店
香炉庵元町本店、そごう横浜店、新横浜店
■ URL
横浜元町 香炉庵:http://kouro-an.jp/
フェリス女学院大学:http://www.ferris.ac.jp/