ヨコハマトリエンナーレと連携!黄金町バザール 2017の街中アートイベントが開催中
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3年に一度開催される現代アートを楽しむイベント「ヨコハマトリエンナーレ」の連携プログラムとして「黄金町バザール Double Façade 他者と出会うための複数の方法」が本日2017年8月4日(金)より始まりました。
観客・住民がイベントで展示されているアーティストの多様な表現を通じて未来に向けた想像力を働かせられるように工夫された作品を展示。
アーティスト・地域コミュニティの出会い。それぞれのアプローチが様々な形で表現されています。
黄金町バザール 2017について
黄金町バザールディレクター 山野真悟氏
タイトルの「Double Façade」にはアートと地域の出会いが込められていると話す黄金町バザールディレクター 山野真悟氏。
ふたつの入り口を持つ建築は互いの通路が内部で繋がっているのか入らなければわからない。それをアーティストと地域に置き換え、それぞれが別のアプローチをした時に両者は接点を見出す。
あるいは接点はあるのかと問いかけました。
黄金町バザール 2017 ゲスト・キュレーター 窪田研二氏
年間を通じて約50組のアーティストが滞在制作をしている黄金町はアーティストと地域の関わりが一過性ではなく日常的な風景。
共存と排除を体験している黄金町だからこそ、世界の状況に対してモデルになるような考えを提示できるのではないかと仮説。
黄金町バザールを通じてアーティストの多様な表現を通じてどうやって未来を作っていくのか、観客・住民・アーティストが展覧会を見ることによって想像力を働かせるような展覧会作りを目指したと窪田氏は話します。
黄金町バザール アート作品一部
黄金町駅から日ノ出町駅の高架下を中心にアートが展示されている黄金町バザール 2017。
イベントはヨコハマトリエンナーレと同期間に開催されていて本日から9月13日(水)に第1期、9月15日(金)から11月5日(日)に第2期がおこなわれます。
休憩の場として設けられた場所もまたアート。DIYのように作られた空間はお客さん同士の交流の場になればという思いが込められて用意されています。
韓国アーティストのイ・セヒョン氏による自然と人間の強い関心をもとに歴史と現実世界混在するような写真・コラージュ・インスタレーション作品も展示。石を投げるシリーズが展示されていました。
一見合成のように見える写真。ただ実際は各地域でのリサーチや被写体となる人々との対話を重ねて実際に撮影されたもの。宇佐美雅浩氏の作品。
実際に存在しない架空の職業を設定、映像インスタレーションで展開する有川滋男氏。会場でも架空の職業を営む架空の職場が作り上げられ、人間の生や労働について観客の想像力を喚起するインスタレーションを発表。
壁面に大きく描かれた作品はキャンディー・バード氏によるもの。横浜のことをリサーチして描かれた作品でのちに作品に掲載されるバーコードを読み込むと作品に関する物語が読めるようになっているそうです。
今回ご紹介した作品は極一部で全25箇所のアート作品をイベントでは見ることができます。さらに9月15日からは第2期が開催され展示内容の一部が変わります。
購入したパスポートがあれば期間中何度も展示会場を利用できるので日を変えて足を運ぶことで新たな発見をすることができます。
チケットについて
◼︎ 期間中有効のパスポート(単体)
700円(中学生以下無料)※当日券のみ
◼︎ ヨコハマトリエンナーレ2017 連携チケット
一般 2,400円 / 大学・専門 1,800円 / 高校生 1,400円
◼︎ 公式サイト
http://www.koganecho.net/koganecho-bazaar-2017/
詳しくは公式サイトをご覧ください。
Creative Waterway アートクルーズについて
黄金町バザール会場近くの「横浜日ノ出桟橋」から大岡川・中村川を周遊する「大岡川周遊アートクルーズ」もヨコハマトリエンナーレの連携イベント「Creative Waterway」の一環で開催されています。
高山明氏の作品を鑑賞できる特別なアートクルーズで船上で流れる音声に耳を傾けながら横浜の水辺の特徴的な街並みをめぐるツアーです。(約60分)
船は横浜みなとみらいの方まで周遊するため、横浜ベイブリッジや大さん橋、横浜ランドマークタワーも船の上から見ることができます。
◼︎ 開催期間
2017年8月12日(土)〜11月5日(日)の土・日・祝
◼︎ 出航時間
11:00〜
◼︎ 乗船場所
横浜日ノ出桟橋
◼︎ 乗船料
ひとり 2,000円(税込)
◼︎ 定員
各回20名 ※事前申し込み制
◼︎ お問い合わせ・公式サイト
http://keihinferry.co.jp/