日本郵船氷川丸のオープンデッキが超絶景で良かった!行くなら開放日に
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山下公園前・横浜港に係留されている日本郵船氷川丸。
戦前より唯一現存する日本の貨客船で2016年には国の重要文化財に指定されました。
船内に入ると客室やインテリア、氷川丸の歴史を伝える展示エリアを見ることができます。十何年ぶりに訪れると新たな発見もあり、オープンデッキも凄く眺めが良かったのであわせてご紹介します。
日本郵船氷川丸について
山下公園に行ったことある方は必ず目に留まる、日本郵船氷川丸。
外から見たことある人、まだ中に入ったことない方はぜひ当記事を参考にお出かけ場所の候補にしていただければ。
今回は、日本郵船歴史博物館とセットで観覧したかったのでセット券500円を購入。氷川丸だけ見たい方は単館券(300円)で入館できます。
日本郵船歴史博物館とのセット券を見せると、横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」の入館料が大人ひとり300円引きになったので両方行く予定のある方はセット券がお得でおすすめです。
日本郵船氷川丸 船内観光
氷川丸は日本郵船が1930年にシアトル航路用に建造した貨客船。戦争中は病院船となり、戦後再び貨客船に。
終戦までに3回も触雷するも沈没を免れた幸運の船であることから昔は結婚式を挙げることもあったそうです。ちなみに氷川丸の名前は埼玉県の氷川神社から来ているとのこと。
こうした歴史的背景を映像で最初に知ることができ、そのあと船内の客室やインテリアなどの展示や屋上デッキに出て横浜港の風や香りも体感できます。
日本郵船氷川丸 船内窓から見たみなとみらい
船幅いっぱいのスペースをとった一等食堂。
コンパスや定規で描いたら幾何学的なデザイン「アール・デコ」の装飾が施され、豪華なディナーを堪能した様子が展示で紹介されていました。
さらに進むと一等船客のための一等読書室、一等社交室、一等室煙室(現在禁煙)と続きます。
一等読書室
一等社交室
喫煙室
一等客室に行くと通路から客室内を覗くことができます。
一等特別室はチャップリンや秩父宮両陛下をはじめとした各国の貴賓や著名人が利用したスイートルーム。
船内は階段で何階層にもなっており順路通りに進むと途中、海風を感じられるデッキも通れます。
氷川丸の歴史的背景だけでなく、横浜らしさを海上から体験できるのも氷川丸の魅力のひとつです。
順路を進むと次は船長室と操舵室です。
高い場所に位置する操舵室から見る景色は壮大。遠くには東京スカイツリーや東京タワーも確認でき、窓一面に広がる海の眺めもとても良かったです。
白灯台の高さと視点が同じことからも現在の高さを確認できます。
振り返ると横浜マリンタワーやマリンシャトル、反対側にはみんな大好き・みなとみらいを一望できます。
操舵室周辺のデッキからの景色を楽しんだあと、次にぜひ訪れたいのが特定日のみ開放されている「オープンデッキ」です。
土日祝日の午前10時から16時のみ立ち入ることのできるデッキで、船後部側のデッキから山下公園やみなとみらいの景色を臨めます。
より山下公園に近い場所から景色を楽しめ、船幅いっぱいに広がるデッキは景色だけでなく開放感も心地良くかなり魅力的なスペースでした。
しかも船内に観光客がたくさんいた割には、オープンデッキの方まで足を運んでいる人が少なく静かに満喫できたのも良かったです。順路にはないため、スルーしてた人が多かったのかも!?
■ オープンデッキで撮影した360度の景色
オープンデッキを楽しんだあとは機関室へ。
この8つの気筒で構成されるディーゼルエンジンは1930年(昭和5年)の竣工当時最新鋭のエンジンで、その当時のまま残された貴重な産業遺産。
機関室は上段・中段1・中断2・下段まであり、各フロアをじっくり見ることもできます。機関室だけでもかなり見応えがありました。
船内を全て見終えて外に出ると先程船から見た白灯台が目の前に。
日本郵船氷川丸のすぐ隣「BOARDWALK SHOP」では船内の映像内でも登場した客船で育ったドライカリーのレトルト商品も販売。観覧を楽しんだのち、お土産に買ってしまいました。
時が経ち再び訪れると昔とは違う視点でじっくりゆっくり楽しめました。
天気が良かったのでこの後、夜ではなく昼の横浜ランドマークタワー展望フロアにも行ったので後日別記事にてご紹介します。続く。
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