カフェカルディは横浜で本当においしいコーヒーを飲める純喫茶!博学なマスターに脱帽
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横浜で本当に美味しいコーヒーを飲めるお店を探して、たどり着いた場所は東急東横線「綱島駅」から徒歩圏内の「カフェカルディ」です。※カルディコーヒーファームとは異なる
美味しいと思えるコーヒーはこれまでにも飲んだことはあるけれど、同店のコーヒーは別格。
超人ともいえるマスターのコーヒーや豆に対する知識と技術は何ものにも代え難く、コーヒーを心から愛する人、将来コーヒー店を開こうと考えている人は足を運んで損のない店です。
カフェカルディについて
東急東横線「綱島駅」から歩いて5分ほどの「カフェカルディ」。
店内に入るとタイムスリップしたかのような昔懐かしい喫茶店の雰囲気に和み癒され、気さくなマスターが「空いている席どうぞ」と案内。
サイフォンや焙煎機が並ぶカウンター席と、喫茶店全体を眺めて過ごせるテーブル席、店頭にはテラス席を完備する喫茶店です。
ここまではさほど新鮮味を感じることはなく昔ながらの喫茶店という印象でしたが、メニューを眺めて注文しようとマスターを呼びお話を伺ってから印象が一変しました。
超人のマスターとコーヒー
ブルーマウンテンを注文しようとお願いすると、マスターから「いまは豆の状態がベストじゃないから出せるけれど別のコーヒーがおすすめだよ」と教えてくれました。
コーヒーメニュー(一部)
どれが良いかと相談すると、ベストで飲めるとおすすめされた「ブラジル超熟ベリースペシャル SC16+」を説明を受けて納得したうえで注文。
ブラジルでは多くが機械によって収穫される中、同ロットの大半は手積みにて収穫されており、成熟のピークに達した非常に熟したチェリーに限定して収穫。ゆっくりと乾燥させる工程でチェリーに含まれる糖分や果実味が生豆に浸透していくそうです。日本ではさらに複数ロットから厳選して“超熟ベリースペシャル”として提供。
ベリーといっても香料のような香りはなく、コーヒーの深い香りが力強い一杯。口にしてみるとコーヒー自体は苦味は控えめですっきりと、まろやかに味わえ、力強い香りとのギャップも面白かったです。
500円(税込)で出すものとは思えない、本当においしいコーヒーを味わえて評判も納得。
豆の産地の話、昔のコーヒー豆事情など、マスターの話はわかりやすく、聞けば聞くほど夢中に。知識の豊富さは計り知れず、何を聞いても明るく饒舌に話してくれるマスターの人柄にも惹かれました。
店内の焙煎機から焙煎したコーヒー豆のとてもいい香りを感じながら喫茶店内で過ごる時間も魅力。さっとコーヒーを飲むのではなくじっくりと味わって楽しみたいお店です。
あまりの美味しさから2杯目も試してみたくなり、マスターに「1杯目と似たタイプで香りの違いを楽しめるもの」と相談。「エチオピア ゲシャビレッジ」を紹介いただくも、より香りが出ている「エチオピア モカ イルガチェフ」の方が良いとアドバイスをそちらもいただきました。
同じ豆であっても入荷時期により状態は異なり、この日入荷していた豆は同じ産地の「ゲシャビレッジ」を意識したような味わいと語るマスター。※写真はコーヒーに夢中になって撮り忘れていた飲みかけ(笑)
最初にガツンと深みがあり、スーッとあっさりと抜けるような爽やかな味わい。飲み比べると酸味の広がり方は明らかで、より柔らかな酸味を楽しめました。熱さが落ち着いてくると、酸味の残り方は後者の方が強く感じ、味としては後者の方が一般的なコーヒーに近い感じはしたけれど、前者は変わっていて余韻も好み。
こんなにもコーヒーをじっくりと味わったのは初めてだったので本当に貴重な時間を過ごせました。
アイスコーヒーひとつとっても別格の旨さと驚きを体験できます。
こちらのお店では通常使用する何倍もの量の豆を使用してゆっくりと1滴ずつ水出しで抽出。たっぷりの豆を使用すると抽出する際に味を均一にするのが難しいそうで、そうした懸念部分についても研究を重ねて確かな技術で抽出して提供します。
サードウェーブコーヒーで飲むアイスコーヒーは全く別物の、深みのある味わいを楽しめるので気になる方はぜひ。40年以上マスターとして働いているそうなので来店時にお話してみると凄く楽しい時間になるはず、本当に素敵なお店でした。ただ吸う人は全然いませんでしたが、タバコが苦手な私には喫煙可が惜しい……。
カフェカルディ 店舗概要
■ 所在地
神奈川県横浜市港北区綱島西2丁目14-1
■ 営業時間
9:30~20:00