横浜市庁舎跡地に商業施設や星野リゾートによるホテルなど開業
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横浜市は横浜市役所(横浜市中区港町)の移転(2020年6月)に伴う跡地利用の再開発事業者に三井不動産を代表とするグループに決まったことを発表。
現在の行政棟は保存活用してホテルや商業施設に、議会棟は解体して高層ビルを建て、ライブビューイングアリーナやオフィス、大学など一体的に整備を行います。
横浜市庁舎跡地 再開発
高層ビルは地上30階、地下1階建て、高さは約160メートル。施設全体の延べ床面積は11万7000平方メートル。
関内・関外地区の新たなシンボル
行政棟3~8階には行政棟を保存活用した星野リゾートによるホテル「レガシーホテル」が入り、ガイド本には載らない、地元の人が通う特別な場所をホテルスタッフが案内する「地域探訪ツアー」を実施します。1~2階は商業施設。
タワー棟の低層階にはDeNAが運営する国内最大ビジョンを備える「ライブビューイングアリーナ(3,000㎡)」、11階から14階には総合大学を誘致します。
ライブビューイングアリーナ
同アリーナではスポーツを中心としたコンテンツや周辺地区の音楽施設との連動により、365日多様なエンターテインメントを配信。屋外の駅前広場との一体利用ができるように整備します。
15~30階はオフィスフロアとし、市内最大級のベンチャー企業支援拠点として小規模オフィスを整備。コワーキングルーム、イベントスペース、ミーティングルームなども設置します。
星野リゾート「レガシーホテル」、2階建ての商業施設「みなとテラス」
また交通の面では羽田空港、箱根、鎌倉からの直行便を運行。既に運行しているオープントップバスも本街区に乗り入れます。
その他にも有隣堂が運営するアート・音楽活動の場を備えた書店、DeNAが運営するテクノロジーを楽しみながら学べるスポーツ体験施設なども展開。
市は「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、以下の事業予定者に決定しました。
事業者グループの代表は三井不動産、構成員は京急電鉄や東急、ディー・エヌ・エーなど7社。
2026年度開業予定です。
横浜市庁舎跡地 再開発 概要
■ 施設概要
延床面積:117,017㎡、高さ:160.7m(地上30階、地下1階)
■ フロア構成
<行政棟>
1、2階 商業施設
3〜8階 ホテル
<新築棟>
1〜3階 ライブビューイングアリーナ、新産業創造拠点、商業施設
4、5階 エデュテインメント施設
6、7階 ウェルネスセンター
10階 オフィスロビーなど
11〜14階 大学
15〜30階 オフィス
■ 借地期間
運営期間70年間+開業前工事期間+事業終了後工事期間(合計78年間を想定)
※掲載内容・イメージパースは事業提案時のもの。今後、変更となる可能性があります。