横浜みなと博物館は横浜港の歴史満載!柳原良平アートミュージアムも観光
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日本丸メモリアルパーク・帆船日本丸の目の前に位置する「横浜みなと博物館」に行って来ました。
同博物館は横浜港をテーマにした初の博物館で、館内には横浜の港と船を愛したデザイナー・画家の柳原良平氏のアートミュージアムが併設されています。
地下1階の広大なスペースを使った見応え満載のスポットなので目安の所要時間や感想などもご紹介。
横浜みなと博物館について
博物館は1階と地下1階の2フロア構成。
メインは地下1に展示されており、1階にはチケットカウンターやお土産ショップ、柳原良平アートミュージアムなどを展開します。
■ 入館料
一般400円、65歳以上250円、小中高200円(土曜日特別料金100円)
帆船日本丸が目の前に位置し、上記単体料金のほかに博物館と日本丸の船内見学がセットの共通券も用意されています。
■ 帆船日本丸 船内見学レポ
横浜みなと博物館 展示と感想
博物館内は撮影禁止のため、本記事で館内写真を載せて雰囲気を伝えられないのは残念。
地下1階のフロアは建物の外観では全く想像できない圧倒的な規模。端から端を確認できないほど広域なスペースに横浜港の歴史をテーマ別に分けて展示されていました。
横浜みなと博物館 フロアマップ
パンフレットより
開港前後の横浜、近代港の建設、関東大震災の復興、戦争と接収、高度経済成長と港の整備、コンテナ輸送時代の始まり、国際競争力の強化、と文字にすると難しく思えますが、模型や映像などを通してわかりやすく知ることができます。
横浜駅(現在の桜木町駅)は日本で最初の鉄道駅が設置された場所であるのは有名な話。
これまでに横浜開港資料館や神奈川県立歴史博物館、日本郵船歴史博物館と歴史関連のスポットを訪れたことがありましたが、横浜赤レンガ倉庫の前をSLが通っている当時の写真を横浜みなと博物館で見つけた時は感動を覚えました。
また、今では人気の観光スポット「大さん橋」は明治の創建時から100年間、海底で支えていた螺旋杭・スクリューパイルを人力で差し込んでいた歴史があり、その様子を再現映像で紹介。スクリューパイルも飾られていたので人力の凄さを実感。
現在の大さん橋
人気観光スポット「象の鼻パーク」の由来でもある象の鼻の部分は当時の貿易時に防波堤の役割を果たしていたなど、今では当たり前となっている観光スポットの歴史をこれまでとは別の視点で知れたのは特に面白かったです。
現在の象の鼻パーク
横浜港をリアルに再現した映像を見ながら船を操縦するシミュレーター(無料)は、動きもリアルで映像内の天候や時間帯を好みに変えながら横浜の景色を楽しめました。
操船シミュレーター
パンフレットより
柳原良平アートミュージアムについて
横浜の銘菓・ありあけハーバーやトリスウイスキーの「アンクルトリス」のキャラクターなどを描くことでも有名な柳原良平氏。
柳原良平アートミュージアムは2018年3月に常設展示室として開業し、同氏が描いたイラストやグラフィックデザイン、絵本、油彩画、リトグラフなど数々の作品が展示されています。
展示作品を見て「これも柳原さんなの!」「これ懐かしい!」そんな会話も飛び出すほど著名な作品も多く、ミュージアム訪問以降は同氏の描くイラストを日常生活の中でこれまで以上に気に留めるようになりました。
ミュージアム内のショップで販売している横浜銘菓・ありあけハーバーはココだけのオリジナルパッケージなのでお土産におすすめです。
横浜みなと博物館 所要時間
今回の所要時間は約1時間30分でした。最初はじっくりと展示を見てまわり、後半からは施設の広さに気づいて時間の都合上ペースアップしての所要時間です。
映像や資料など見応えのある施設なので歴史をじっくり読みたい方は、さらに所要時間を確保しておくと安心です。シミュレーターなど体験コーナーもあるものの子どもよりも大人向けの観光スポットという印象。横浜の歴史を知るには素晴らしいスポットです。
子どもと楽しめる観光スポットであれば、同施設の目の前に位置する「帆船日本丸」の船内見学や「三菱みなとみらい技術館」「京急ミュージアム」もおすすめです。
横浜みなと博物館 施設概要
■ 所在地
横浜市西区みなとみらい2-1-1
■ 開館時間(通常時)
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
■ 休館日
月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
柳原良平氏といえば、横浜・山手に足繁く通っていた「喫茶エレーナ」があります。店内には同氏が描くイラストが飾られているので気になる方は合わせてぜひ。