横浜・海岸通り地区「横浜郵船ビル」はホテルに!横濱ビルも再開発
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横浜市は、関内地区とみなとみらい21地区を結ぶ結節点「海岸通り地区」の再開発において、日本郵船、三菱地所、宇徳の3者より都市計画の変更の提案があったことを発表。
提案内容は歴史的建造物の保全と土地の合理的かつ健全な高度利用による都心臨海部の地区間の連携強化と都市機能強化、関内地区の都市活力をけん引する機能集積と新たなビジネス環境の創出による横浜都心臨海地域の国際競争力強化を図るというもの。
日本郵船歴史博物館が入居する「横浜郵船ビル(冒頭画像手前)」や戦後に横浜市内で初めて建てられた高層ビル「横濱ビル」の跡地(冒頭画像奥)などを計画地とし、ホテルや広場、ホテル付帯施設などを整備予定です。
海岸通り地区の再開発について
現在、日本郵船歴史博物館が入居する「横浜郵船ビル」をA-2地区、過去に解体のお知らせを発表した「横濱ビル」の跡地をA-1地区、水辺の区間をそれぞれA-3地区、B地区として再開発を提案。
A-2地区は国や市が定める歴史的な建造物に関する認定制度を活用することで歴史的建造物、歴史的景観の保全を図り、また高層棟を東側に寄せ横浜郵船ビルを保全するとともに見通し景観を維持します。
A-2地区はホテル等、A-1地区には業務機能をはじめ、インキュベーション施設等や文化施設、店舗等を整備予定。
A-1地区は歴史的建造物と調和するようライトグレーを基調とした外装やコーニスラインを尊重した2層分のピロティ空間を設けることで、歴史的建造物を大きく見せ歩行者空間のゆとりを創出します。
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また、計画地としている水辺のA-3地区は歴史的建造物に囲まれた広場空間を形成予定で賑わい機能も検討されています。
なお、今後は横浜市都市再生評価委員会にて都市計画の変更有無の審議等が行われ、都市再生特別措置法第41条に基づき、いずれの場合も都市計画提案が行われた日から原則6箇月以内に都市計画の変更告示又は提案者への通知が行われます。
海岸通り地区の再開発 概要
■ 計画地
神奈川県横浜市中区海岸通3丁目、4丁目各地内
■ 都市再生特別地区の区域面積
約1.5ha
■ 建築物の高さの最高限度
A-1地区 100m / A-2地区 31m / A-3地区 16m / B地区 45m
■ 敷地面積
A-1地区 約5,000㎡ / A-2地区 約3,650㎡ / A-3地区 約1,900㎡ / B地区 約1,500㎡
■ 用途・機能
A-1地区 業務機能、インキュベーション施設等、文化施設、店舗 等 / A-2地区 ホテル 等 / A-3地区 ホテル付帯施設 等 / B地区 業務機能 店舗 等
※掲載画像は全て記者発表資料より(詳細)