神奈川大学図書館リニューアル！県内最大級の蔵書数誇る図書館・開かれた学びの場へ
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神奈川大学は、神奈川大学100周年に向けた将来構想の一環として、創立50周年記念事業として1980年に建設された「神奈川大学図書館（神奈川大学横浜キャンパス15号館）」の全面改修に着手し、2022年4月5日（火）リニューアルオープンしました。
県内最大級となる150万冊以上の蔵書数を誇る本図書館は年間約40万人が利用し、通常は一般公開制度によって学生だけでなく市民も利用可能。
外観はそのままにフルリノベーションが行われ、これまで以上に学生が学び・集い・ライフスタイルに合わせて自由に選択しやすい空間となりました。関係者向け内覧会にて色々と図書館内を見せてもらってきたのでご紹介です。
神奈川大学図書館について
神奈川区六角橋の神奈川大学横浜キャンパス15号館に位置する「神奈川大学図書館」。
キャンパス全体において中心となる本図書館は学生が訪れやすく開かれた建物を目指して全面改修され、港町・横浜らしさを感じられるレンガ調の美しい外観はそのままに、中に入るとひと目で改修されたことがわかる開放感と多様なニーズに順応した空間が実現されました。
図書館は地上4階建て・地下2階（積層書架）の建物で1階は見通しが良く開放的で活発な学習空間を提供。※建築基準法上は地上3階、地下2階
グループで学習できるソファ席やゼミ・プレゼンを行うグループワークルームを設ける他、飲食可能なラウンジや屋外の休憩スペースとなるテラス席、さらに畳の小上がり等のリフレッシュできる環境も整えます。
ノートパソコンを利用する方々が増えていることから固定パソコンの数を減らしてフレキシブルなスペースを提供。電源コンセントも多数完備し、Wi-Fi環境も整備するなど時代のニーズに応じながら進化し続ける図書館を目指します。
改修により2階にも新たな出入口が設けられ、開放的な空間の中に設けられた閲覧スペースがより利用しやすくなりました。カウンターの動線も整備され、中央吹き抜けには神奈川大学で学んだ成果を学生が気軽に目を通せるように学位論文を配架。
吹き抜け空間が2階から4階までをつなげ、天井から差し込む外光が今まで以上に図書館内を明るく照らし、居心地の良い空間をつくりあげます。
下層から上層に向かうと徐々に落ち着いた空間になるように形成されており、3階は本棚に囲まれた閲覧席を配置した特に図書館らしい空間でした。
本棚も見やすいように配置され、各所で細かな工夫が取り入れられています。
4階は最も静かで落ち着きのある空間です。
遮音に配慮され、より落ち着く色合いの照明を採用。個人席を中心とした学習スペースや専用アプリで予約可能な個人ブースなど他の階とは違う空間に仕上げます。
大きな窓からは遠くまで見渡せる景色が広がり、その窓に向かって腰をおろせるカウンター席も魅力です。
これまで図書館といえば静かに本を読む場というイメージがありましたが、神奈川大学図書館では目的に応じて利用できる選択肢を増やすことで、図書館でありながらも皆と集まって会話しながら検討・研究もできる学びの場を実現。
その他にも図書館内では地下書庫に保管された希少な資料を用いたギャラリーや企画展なども定期的に開催。
今後は業務のIT化を図り、スマホアプリを活用した書籍の貸し出しや座席予約なども導入予定。電子資料も積極的に導入し、学外からでも円滑にアクセスできる環境を整えます。
通常であれば一般公開制度により市民の利用も可能とのことですが、現在は新型コロナウイルス感染症の影響により休止中。展示やコンサートなどのイベントを通じた地域の方々との交流なども残念ながら当面は難しいようですが、今後の楽しみとして全面改修が行われた「神奈川大学図書館」に注目です。
神奈川大学図書館 概要
■ 所在地
神奈川県横浜市神奈川区六角橋三丁目27番1号
■ 開館時間
月～土：8:50～21:30、日・祝（授業日を除く）：9:30～18:00
■ 休館日
冬季休業中の日曜・祝日、大学一斉休業日
※入構制限等の影響により開館時間等が変更になる場合もあるため、詳細は図書館ホームページを確認
