相鉄線 新車両「20000系」お披露目!相鉄・東急直通線に
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相模鉄道は17日に新型車両「20000系」と相鉄・JRの相互直通線、相鉄・東急線の相互直通線に向けた新駅「羽沢横浜国大駅」を関係者向けに公開。
新型車両は、2022年下期に相鉄・東急線の相互直通運転で使用するため製造され、相鉄では11000系以来9年ぶりの新型車両になります。
幅広い年代が安心して使えるように車内には様々な工夫を凝らし、新たな相鉄線のイメージカラーである濃紺色「ヨコハマネイビーブルー」の外装と落ち着きのあるグレーを基調とした内装の新車両は、2018年2月11日(日)に1編成の営業を開始します。
なお、JR線への相互直通運行は2019年下期、東急線への相互直通運行は2022年下期に予定しています。
新型車両「20000系」のお披露目!
関係者向けに公開された新型車両「20000系」。そうにゃんも応援に駆けつけ、スモークの中から姿を現わす新車両を見守ります。
相模鉄道株式会社 代表取締役 滝澤社長とそうにゃん
新車両の車内はグレートーンで統一。
中央部を高くした天井と透明素材を使用した座席端部の仕切り板・貫通路・荷棚で車体断面の小ささを感じさせない高品位な内装です。
相鉄線の車体は東急線の車体よりも大きいため、新車両は乗り入れを考慮して車体幅を狭めて製造されたとのことでしたが、実際に車内に入ってもそれを感じさせない洗練された空間が広がっていました。
幅広い年代が使いやすいように立ち座りを容易とするユニバーサルデザインシートの採用や車椅子・ベビーカースペースの確保(全車両に設置)、相鉄線のアイデンティティ「鏡」やブラインドの復活を取り入れました。
立ち座りを容易とするユニバーサルデザインシート
駅到着前に身だしなみ確認に便利な鏡
車椅子・ベビーカースペース
シートも1人ひとり快適に過ごせるように端部袖仕切りを設け、クッション性を追求。汚れが目立たない表地(ランダムパターン)で、見た目の清潔さも保ちます。
また始発や待ち時間などで車内の空調効果を高めるために、扉には個別で開閉する「個別ドアスイッチ」も採用。他にも2016年にグッドデザイン賞を受賞した「つり革」や時間帯で変化する調色調光式の「LED照明」で車内環境をより快適する工夫も取り入れています。
乗客が自由に開閉できる個別ドアスイッチ
グッドデザイン賞を受賞したつり革
新駅「羽沢横浜国大駅」について
羽沢横浜国大駅(2018年1月17日撮影)
相鉄・JRの相互直通線、相鉄・東急線の相互直通線に向けた新駅「羽沢横浜国大駅」では、現在急ピッチで工事が行われています。
羽沢横浜国大駅(2018年1月17日撮影)
2019年下期に相鉄線「西谷駅」から相鉄・JR直通線で「羽沢横浜国大駅」、2022年下期には新駅から地下トンネルを通る「新横浜駅(仮称)」→「新綱島(仮称)」→東急東横線・目黒線「日吉駅」の相鉄・東急直通線が開業予定です。
なお、相鉄・JR直通線「羽沢横浜国大駅」の次の停車駅はJR東海道貨物線にはホームがないため「武蔵小杉駅」になるとのこと。計画停電路線マップにも記載ありました。
一度乗ったらまた乗りたくなる、新型車両が到着するまで待ちたいと思わせるようなデザインと快適性を体感。利用者の皆さんにはぜひ新車両に乗れる日を楽しみにしていただければと思います。
◼︎ 今後のスケジュール
2018年2月11日に「20000系」1編成 運行開始
2019年下期 相鉄・JR直通線 開業予定
2022年下期 相鉄・東急直通線 開業予定